医師 里見 蕗乃
私は研修医の時に乳腺外科を専門にしようと決めました。その理由は、乳腺疾患は外科分野になるため男性医師が多く、女性医師が必要だと思ったからです。
現在北海道で産婦人科には女性医師が多くいますが、乳腺外科においては数える程度です。乳房は女性としてどうしても恥ずかしさを感じる部位のため、何か症状があっても受診することを躊躇したり、こんなことで受診していいのだろうかという気持ちでなかなか受診が進まず、病気が進行してからの発見となってしまうこともあります。また同様の理由から乳癌検診の受診率も低いのが現状です。日本人の乳癌罹患率は年々増え続けており、いかに早期の段階で診断・治療を行えるかがとても重要です。
乳癌検診は専門的な知識が必要で、同じマンモグラフィ検査や超音波検査をしても診察した医師によって結果が異なることもあります。そのため日本乳癌学会の乳腺専門医という資格があり、それを保有している医師がいるかどうかは受診するクリニックや病院を決める上でとても重要です(2025年1月現在、北海道全体において女性乳腺専門医は17名のみです)。
私は初期研修医終了後から札幌医科大学の乳腺外科で16年間診療を続けました。患者さんから「女性の先生で良かった」と言っていただけることも多く、乳腺外科において女性医師の必要性を実感しています。私はずっと以前から同じ女性として乳房に関して何でも相談しやすく受診しやすい乳腺クリニックをつくろうと思っていました。このクリニックが札幌のみならず、北海道全体の乳腺医療に貢献できると信じております。
2014年 | 日本外科学会 外科専門医 |
2014年 | 日本乳癌学会 乳腺専門医・認定医 |
2019年 | 日本乳癌学会 指導医 |
2014年 | 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |
検診マンモグラフィ読影認定医(AS) |
日本外科学会 |
日本乳癌学会 |
日本癌治療学会 |
日本乳腺甲状腺超音波医学会 |
日本乳癌検診学会 |
日本臨床外科学会 |
日本皮膚科学会 |
2007年 | 旭川医科大学医学部医学科卒業 |
2007年~2009年 | 滝川市立病院 初期臨床研修 |
2009年~2025年 | 札幌医科大学 第一外科 (現 消化器・総合、乳腺・内分泌外科) |
2025年 | 札幌さとみ乳腺クリニック |
担当薬剤師の紹介
里見眞知子(さとみまちこ)私は35年にわたり、病院やクリニックで患者さんのお薬による治療のお手伝いをしてきました。
そのうち、30年はがん患者さんと一緒に歩んできました。
新しい治療のお薬について、いろいろ気になるところがあっても、お医者さんに質問しづらい患者さんがいらっしゃると思います。
また、新しいお薬が始まって身体の不調があっても、お薬の事はお医者さんにお話しづらいと感じてしまう患者さんは多いのではないでしょうか。
当クリニックでは、患者さんがお薬の事で気になること、ご心配なことを薬剤師に相談いただけます。
お薬の専門家として、みなさまが安心してお薬による治療を受けていただけるよう、お手伝いをさせていただきたいと思っております。
1976年 | 薬剤師免許 |
2012年 | 医学博士(旭川医科大学) |
2003年 | 日本医療薬学会 医療薬学認定薬剤師、指導薬剤師 |
2010年 | 日本医療薬学会 がん専門薬剤師、指導薬剤師 |
2012年 | 日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法認定薬剤師 |
2018年 | インフェクションコントロールドクター(日本環境感染学会) |
2020年 | 日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法暫定指導薬剤師 |
2022年 | 日本緩和医療薬学会 麻薬教育認定薬剤師 |
1990年~1994年 | 市立旭川病院 |
1994年~2021年 | 東旭川病院 |
1997年~2002年 | 旭川市医師会看護専門学校非常勤講師 |
2012年~現在 | 西野学園非常勤講師 |
2023年~2025年 | だいだいの丘クリニック |
2023年~現在 | 旭川市医師会看護専門学校非常勤講師 |
2025年4月~ | 札幌さとみ乳腺クリニック |